8月13日の千葉豪雨。
床上浸水や道路の冠水、車が水没し亡くなられた方も出てしまいました。
水が引いた今も浸水した家財の片づけに追われている方がたくさんいらっしゃると思います。
何ともやりきれない気持ちで一杯です。
7月のブログで[雨庭]について書いた時には、まさかこんなに突然、身近に豪雨災害が起ころうとはまったく想像していませんでした。
今回の千葉豪雨は、ニュースでも「内水氾濫による都市型災害」と解説されています。
JR千葉駅周辺やJR蘇我駅前などのアスファルトに覆われた場所で雨水がどんどん溜まっていく映像を見て、内水氾濫が起こる過程を目の前で見ているような感覚になりました。
その後の検証報道で知ったのですが、千葉市では市内3か所に地下雨水貯留槽という最新の雨水処理対策が整備されていた、という事実。ところがその3施設がすべて満水になり、内水氾濫が発生したのです。

「想定を超える雨」が降るということ
3施設の設計上の処理能力は合計で25mプール約54杯分。
それを超える雨量が一気に降ってくるなんて、今でも想像がつかないほどです。
でも、もしこの施設がなかったら、被害はさらに大きくなっていたかもしれません。
そして現在、千葉駅近くでは、もう一か所の地下雨水貯留槽が建設されています。完成すれば千葉駅北側エリアの雨水25mプール約25杯分が貯められるようになるとのこと。
4施設を合わせれば25mプール約79杯分。
それでも今回の規模の豪雨が再び起こったら、被害を軽減することはできても、完全に防ぐことは難しいのではないかと思います。
これは、これまでの「想定」を超える雨が、これからも起こり得るということなのかもしれません。
防災でなく、気候そのものを考える
豪雨による被害は都市部だけではありません。
農地も浸水し、農家の皆さんも大きな被害を受けています。
ある農家さんがInstagramで発信されていた、
「防災インフラだけ強化しても、根本の気候変動を止めない限り、結局追いつかないのではないか」という趣旨の言葉がとても印象に残りました。
もちろん、雨水貯留槽や河川整備などの防災インフラは必要です。
でも同時に、
「なぜ、これほどまでに極端な雨が降るようになっているのか」
というところまで考えなければいけないのです。
今回の千葉豪雨だけでなく、世界各地で起きている熱波や干ばつ、山火事など、気候変動によって深刻化していると考えられる現象が増えています。
温暖化を止めるアクション。
これまで私自身、エコバッグを使うのもレジ袋有料だから、程度にしか考えていませんでした。
でも今回、身近な場所で実際に災害が起こったことで、ようやく「自分たちの暮らしと無関係ではない」と実感しました。
地球温暖化を止めるために、私たちは何を減らし、何を増やせばいいのでしょうか?
そこで、あらためて考えてみました。
世界の脱炭素を考えると、優先順位の高いものの一つが電力です。
世界では、電力・熱の供給から大量の温室効果ガスが排出されています。
だからこそ、
「電力需要を減らす」
+
「再生可能エネルギーなど、CO₂排出の少ない電力を増やす」
ことが重要になります。
ここで、私たちの暮らしにもできることがあります。
国は、2030年までに新築戸建住宅の6割に太陽光発電設備を導入することを目標にしています。
住宅に太陽光発電を設置することも、脱炭素アクションの一つです。
太陽光発電や蓄電池には、国や自治体によるさまざまな支援制度があります。
千葉県では、初期費用を抑えて太陽光発電と蓄電池を導入できるリース・PPAの制度もあります。
住宅という身近なところから始める脱炭素。検討してみる価値がありそうです。
みんなで一歩ずつ
地球温暖化を止めることは、決して簡単なことではありません。
でも、
電気を大切に使う。
エネルギーをつくる。
自然を守る。
ものを長く使う。
そして、社会全体でCO₂を減らしていく。
そんな小さな選択の積み重ねが、未来につながっていくのだと思います。
そしてもう一つ。
戦争によって、人の命だけでなく、街や自然、そこにある暮らしまで壊されていくニュースを見るたびに、胸が痛みます。
一日も早く戦争が終わり、
人のためにも、地球のためにも、
「壊すため」ではなく「守り、つくるため」にエネルギーや資源が使われる世界になってほしい。
今回の豪雨をきっかけに、そんなことまで考えるようになりました。
私もできることから、始めたいと思います。
