こんにちは、R-LABELです。
先日、都内で建築中のRC住宅の現場見学に行ってきました。
なかなか目にする機会のないコンクリート打設前のRCの構造を、画像とともにレポートします。
今回の建物は設計事務所で計画し相川スリーエフが施工を請け負う、比較的規模の大きい物件になります。
構造的にはR-LABELと同じ壁式鉄筋コンクリート造(WRC造)です。
監督に従って、ヘルメットを着用し中に入ってみます。
1階はすでに壁の型枠は外され、2階スラブを支える「支保工」がまさに林のように林立した状態。
これはコンクリート階段の型枠。
壁の型枠から鉄筋が延びているのが見えます。
階段も壁と同時に生コンクリートを打設するので、素早く横に広げて隅までコンクリートがいきわたるようにするそうです。
R-LABELのキャンティ階段も、そうやって作られていたんですね。
等間隔に並んだ、金属の羽のように見えるのは「ホームタイ」。
何トンものコンクリートの圧力に耐えるよう、がっちりと固定します。
型枠は生コンクリートが硬化するまで、それを支え続ける強度が必要になります。
また図面通りの位置・形状でコンクリートを固めなければいけないため
水平・垂直など、角度も大変重要です。
内部では「セパレーター」という部材が型枠と型枠の間隔を保つ役割をしています。
R-LABELのモデル住宅のように、打ちっぱなしコンクリートを表しにする場合は
「セパレーター」を抑えコンクリート硬化後に外す「Pコン」の穴をモルタルで埋めて仕上げます。
打ちっぱなしコンクリートの特徴である丸いドットはこの「Pコン」穴を埋めた跡なんですね。
3階スラブまで上がってきました。
壁式鉄筋コンクリート造は1階ずつ箱を積み上げるように、コンクリートが固まったら上階へと工事を進めます。
監督は慣れた足取りでひょいひょい先に行ってしまうのですが、私たちは鉄筋を踏み外さないように、びくびくしながらついていきます・・・まだ3階でよかった。
設備や給排気、電気配線などはあらかじめ配管をしてからコンクリートを打設します。
着工前の設備図の確定は必須ですね。
一つの建物が完成するまでには本当に多くの人が関わっているのだとあらためて感じました。
お昼休憩が終わり、工事が再開するので私たちの見学時間は終了です。
職人の皆様、監督、どうもありがとうございました。
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さてちょっと寄り道。
R-LABELで使用しているフレグランスキャンドルのお店「レジュモージェモー」に立ち寄ってみました。
ミモザのシンボルツリーがある、素敵な建物です。
オーナーの澤崎さんが店先の庭を掃いているところに、突然お邪魔しまして。。。
ご予約のお客様がいらっしゃるまでの間、中を拝見させていただきました。
香りはもちろんですが、どのキャンドルもディフューザーもデザインが美しい。
まるでアートギャラリーのような空間でした。
R-LABELのインスタでもご紹介しています。
興味のある方はぜひ訪ねてみてください。
レジュモージェモー
Les JUMEAUX GÉMEAUX